私は独身時代から、自宅で料理をして食事を作ってきました。
いろいろな美味しいものを食べたいし、自分の好みに合わせてアレンジもしたい。食費も抑えたい。そんな理由から、なるべく自炊するようにしていたのです。
でも、料理をしていると、いつも悩んでしまうことが一つありました。
それは、食品ロスの問題です。

料理好きさんにはよくある悩みかもしれませんが、食材も調味料も種類が多く、どうしても賞味期限内に使い切れないものが出てきます。
せっかく買った食材でレシピ通りに作っても、少しだけ余ってしまったり、香辛料なども毎回ほんの少ししか使わないため、気づけばまた、使い切れずに食品ロスに…。
もったいないし、なんだか申し訳ない気持ちになります。
そこで思いついたのが、「食材一つのレシピ」を作るということです。

食材一つで作れるレシピにしておけば、ほんの少しだけ余った材料も無駄なく使えます。
よくあるレシピは他の材料をいろいろ揃える必要がありますが、それを思い切って無視して、「一つだけ」でも楽しめる方法を工夫していくことで、そもそも余りものが出にくくなるようにできるのです。
また、香辛料も同じ。

レシピ通りに使っているだけだと、それぞれの香りや味の特徴がわからず、自分なりのアレンジができません。
使いこなせないまま、結局賞味期限が切れてしまうこともよくあります。
そこで私は、一度に一種類だけ新しい香辛料を試すように決めました。
こうして、「特別な食材」や「特別な香辛料」を一つだけ使ったレシピをたくさん試していくと、自分なりのアレンジ方法が少しずつ身についてきます。
気づけば、賞味期限が近づいても、慌てずに消費できるようになってきました。
今はまだ、香辛料の消費には少し苦戦していますが、練習を続けていけば、
いつか「食品ロスにさようなら」できる日が来るのではないかと、そんな未来に憧れています。
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